不動産相続を
スムーズに進めるために
「分割が難しい」「相続人同士で考え方がぶつかりやすい」
そんなさまざまな要因から、相続の中でも特に感情面・金銭面のトラブルにつながりやすいのが不動産相続です。こちらでは、不動産相続において気をつけるべき基本的なポイントをご紹介します。当事者同士では判断が難しい問題だからこそ、専門家が現状を正確に把握。相続人一人一人が納得できる解決策のご提案を目指しています。
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Point.01 まずは不動産の価値を
正確に把握しましょう不動産の評価額は、固定資産評価証明書に記載されています。不動産の所在地である市町村の役所(税務課)に請求すれば確認できます。まずは正確な金額を把握しましょう。
固定資産評価額は「相続登記登録免許税の計算」に利用できるほか、売却する際の指標としても活用できます。 -
Point.02 不動産の資料調査は必須です
不動産の売却も視野に入れている場合、不動産の所在地を管轄する法務局で、不動産に関する資料を請求することが必要となります。相続不動産に含まれている土地を売却予定の場合は、土地の境界確認が必要なこともあります。土地の売却に要する費用負担も検討しておく必要があるからです。
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Point.03 相続放棄も視野にいれましょう
相続不動産の中に山林が多く含まれる場合、管理の委託費用が高額になり、売却が難しいケースが多いです。そんな時は、「相続放棄」を検討するのも手段の一つです。ただし相続放棄には期限があり、相続人が相続開始を知った時から3ヶ月以内に申し出を行う必要があるので注意しましょう。
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Point.04 共有名義は回避しましょう
共有名義とは「二人以上で一筆の土地を所有すること」を指します。メリット・デメリット両方の側面がありますが、相続においてはデメリットになる可能性が高いといえるでしょう。なぜなら将来土地の売却を検討する際、共有者の一人が反対すれば、その土地を売却ができなくなる可能性もあるからです。不動産相続では、共有名義にせず土地を分筆する(一筆の土地を二筆に分ける)ことで、それぞれが相続することをおすすめします。
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Point.05 総合窓口へ相談しましょう
不動産の相続について法律事務所に相談しても、その事務所に特定の専門家しか所属していなかった場合、複数の事務所に個別に相談する必要があります。不動産の相続に精通した総合窓口に相談すれば、そうした手間を省き、スムーズな相続手続きが可能に。当事務所はさまざまな専門家と連携を取ることで、不動産相続に関するお悩みを一つの窓口で対応しています。相談内容に応じて専門家が対応しますので、安心しておまかせください。